商標登録.com > 商標登録 > 用語辞典(登録できない商標2) > 異なる産地での使用が認められないぶどう酒または蒸留酒の商標

用語辞典(登録できない商標2) ≡ 記事一覧

異なる産地での使用が認められないぶどう酒または蒸留酒の商標

異なる産地での使用が認められないぶどう酒または蒸留酒の商標

下記の標章(文字・図形等)を含む商標であって、産地が異なるぶどう酒または蒸留酒について使用する商標は、登録されません。

・日本国のぶどう酒若しくは蒸留酒の産地のうち特許庁長官が指定するものを表示する標章
・世界貿易機関の加盟国のぶどう酒若しくは蒸留酒の産地を表示する標章のうち当該加盟国において当該産地以外の地域を産地とするぶどう酒若しくは蒸留酒について使用をすることが禁止されているもの

「TRIPS協定二三条2は、世界貿易機関の加盟国に対し、ぶどう酒又は蒸留酒の地理的表示に関する商標登録出願が、その地理的表示の示す原産地と異なるものについてされた場合は、拒絶又は無効とすることを義務づけている。また、同協定二四条9では、加盟国は、原産国において保護されていない地理的表示を保護する義務を負わない旨規定されている。
このため、これらの規定に従い、本号において、世界貿易機関の加盟国のぶどう酒又は蒸留酒の産地を表示する標章のうち、当該加盟国において当該産地以外の地域を産地とするものに使用することが禁止されている標章を有する商標であって、当該産地以外の地域を産地とするものについて使用する商標を不登録理由として規定した。
また、本号では、日本国のぶどう酒若しくは蒸留酒の産地のうち特許庁長官が指定するものを表示する標章を有する商標であって、当該産地以外の地域を産地とするぶどう酒又は蒸留酒について使用する商標についても不登録理由として規定した。TRIPS協定は、加盟国が自国内のぶどう酒又は蒸留酒の地理的表示を保護することまでを義務づけるものではないが、本号のような規定を設けない場合には、①ぶどう酒又は蒸留酒の産地の表示の保護に関し、他の加盟国の産地に比べ国内の産地を不利に扱うことになり、また、②TRIPS協定二四条9の規定により、原産国で保護されていない地理的表示については、他の加盟国において保護する義務が生じないため、他の加盟国においても我が国の産地が不利に扱われることになる。こうした点を考慮し、日本国のぶどう酒又は蒸留酒の産地を表示する商標についても、併せて保護することとしたものである。
なお、本規定による産地指定を受けるための申請手続等は、商標法施行規則一条から一条の四までに規定されている。」(工業所有権法(産業財産権法)逐条解説〔第20版〕)


弁理士補助プラン 商標調査と書類作成 / 弁理士補助プラン(総額15000円+消費税)

自社出願サポート 調査だけ、書類作成だけ、意見書だけ、必要な時の弁理士サポートプラン


pagebottom