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色彩のみの商標-トピックス

色彩のみからなる商標

「色彩のみからなる商標」とは、単色又は複数の色彩の組合せのみからなる商標(これまでの図形等に色彩が付されたものではない商標)であって、輪郭なく使用できるもののことです。
例えば、商品の包装紙や広告用の看板等の色彩を付する対象物によって形状を変えて使用する色彩が考えられます。
たとえば、消しゴムのパッケージの色を特定の3色にすることなどが一例です。

また、「色彩のみからなる商標」には、商品等の特定の位置に色彩を付すものも含まれます。
たとえば、「ゴルフクラブ用バッグのベルトの部分を赤色とする例」などがあげられます。

「色彩のみからなる商標」が商標登録された場合、その商標を独占的に使用することができる範囲(=専用権の範囲)は、図形等と結合していない色彩そのものとなります。
このため、商品の形状等に応じて、輪郭なく色彩を使用することができます。

ただし、特定の色彩を独占的に使用できるようにすることには、弊害も考えられるため、登録できない商標として、下記のものが規定されました。

色彩のみからなる商標のうち、商品が当然に備える色彩や発する音といった商品若しくは商品の包装又は役務の特徴(例、商品「自動車のタイヤ」の黒の色彩、役務「焼肉の提供」における肉の焼ける音)のみからなる商標については、「その商品等の(色彩等の)その他の特徴を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標」は、登録できないこととされました。

色彩のみからなる商標の出願の特則
これらの商標について商標登録出願をする場合には、商標登録願の【商標登録を受けようとする商標】の欄の次に、【色彩のみからなる商標】と記載します。

【商標登録を受けようとする商標】の記載は、下記の二つの方法があります。
(1)商標登録を受けようとする色彩がなるべく全体にわたり表示された図又は写真によって記載します。
(2)一又は異なる二以上の図又は写真によって、商標登録を受けようとする色彩を当該色彩のみで描き、その他の部分を破線で描く等により、当該色彩及びそれを付する位置が特定されるように記載します。
その際、商標記載欄には、商標登録を受けようとする色彩及びそれを付する位置を特定するための線、点その他のものを記載することができます。この場合、その線、点その他のものの記載によりどのように当該色彩及びそれを付する位置が特定されるのかを【商標の詳細な説明】の欄に記載します。

色彩のみからなる商標を出願する場合には、商標のタイプの記載の下に【商標の詳細な説明】の欄を設けます。
【商標の詳細な説明】の欄には、色彩を特定するための色彩名、三原色(RGB)の配合率、色見本帳の番号、色彩の組合せ方(色彩を組み合わせた場合の各色の配置や割合等)等について記載します。また、色彩を付する位置を特定する場合には、色彩を付する商品等における位置(部位の名称等)についての具体的かつ明確な説明についても記載します。
なお、商標記載欄に色彩を付する位置を特定するための線、点その他のものを記載した場合には、その記載によりどのように当該色彩及びそれを付する位置が特定されるのかについても記載します。