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音商標

「音商標」とは、音楽、音声、自然音等からなる商標であり、聴覚で認識される商標のことです。
例えば、テレビCMに使われるサウンドロゴやパソコンの起動音等が考えられます。

ただし、特定の音を独占的に使用できるようにすることには、たとえばごく通常の音が独占されてしまうなどの弊害も考えられるため、登録できない商標として、下記のものが規定されました。

これらの商標のうち、商品が当然に備える色彩や発する音といった商品若しくは商品の包装又は
役務の特徴(例、商品「自動車のタイヤ」の黒の色彩、役務「焼肉の提供」における肉の焼ける音)のみからなる商標については、、「その商品等の(音等の)その他の特徴を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標」は、登録できないこととされました。

登録事例

商標登録第5985746号

音商標

久光製薬株式会社


商標登録第5805582号

音商標

味の素株式会社


商標登録第5805757号

音商標

伊藤園株式会社


商標登録第5985746号

音商標

大幸薬品株式会社

音商標の出願手続の特則

音商標について商標登録出願をする場合には、商標登録願の【商標登録を受けようとする商標】の欄の次に、【音商標】と記載します。

【商標登録を受けようとする商標】の記載は、文字若しくは五線譜又はこれらの組み合わせを用いて、商標登録を受けようとする音を特定するために必要な事項を記載します。
(※必要な場合には、五線譜に加えて一線譜も用いて記載することができます。)

具体的には、次のとおりに記載します。
(1)五線譜を用いて記載する場合
音符、音部記号(ト音記号等)、テンポ(メトロノーム記号や速度標語)、拍子記号(4分の4拍子等)、言語的要素(歌詞等が含まれるとき)を必ず記載します。また、演奏楽器や声域等の音色をなるべく記載します。
なお、楽曲のタイトルや作曲者名など、音商標の構成要素ではないものについては記載することはできません。
(2)文字を用いて記載する場合
擬音語又は擬態語と組み合わせる等の方法により音の種類を特定して記載します。また、音の長さ(時間)、音の回数、音の順番、音の変化(音量の変化、音声の強弱、音のテンポの変化等)等についても記載します。

商標の詳細な説明の記載は、音商標の場合には任意となります。したがって、音商標を出願する場合には、基本的には商標の詳細な説明の記載は必要ありません。
なお、商標の詳細な説明を記載する場合には、商標のタイプの記載の下に【商標の詳細な説明】の欄を設けて、必要な事項を記載します。

音商標を出願する場合には、商標登録を受けようとする商標を記録した、以下の物件(光ディスク)の提出が義務付けられています。
したがって、願書に【提出物件の目録】及びその下に【物件名】の欄を設けて、【物件名】の欄に「商標法第5条第4項の物件 1」と記載します。


■このページの著者:金原 正道(弁理士・金原商標登録事務所代表)

■最終更新日 2019-09-16 last update

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