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400年の歴史ある「うばがもち」の和菓子ブランド -2026年03月08日
「うばがもち」は、滋賀県草津市の名菓で、400年あまりも親しまれてきた餅菓子です。
草津市は、滋賀県南東部にの琵琶湖の畔に位置し、大津市に次いで県下2番目の都市です。
江戸時代には、東海道と中山道とが分岐する宿場町として賑わいました。、
東海道五十三次の草津宿は、お蔭参りといわれる伊勢神宮への参拝の旅人でも賑わい、伊勢の参宮街道(桑名~山田)は「餅街道」ともいわれ、道中名物の和菓子を味わうことは当時の人々にとっての楽しみともなっていました。
寺社の参道や街道に、歴史ある茶店、和菓子屋が多くあるのはそのためです。

うばがもち https://www.ubagamochiya.jp/
うばがもちの歴史
うばがもちの歴史は、遅くとも永禄年間(1558年~1569年)にまで遡ります。
上質な餡子と米を使ったうばがもちは、漢字で書くと「姥が餅」。
岩波書店の広辞苑にも「あんころ餅の一種。滋賀県草津の名物。」と記載されるほど知られ、その名は戦国時代に乳母が作ったことから来ているといわれます。
徳川家康も、与謝野蕪村も「うばがもち」を気に入り、近松門左衛門の浄瑠璃の演目「名物姥が餅」や、安藤広重、葛飾北斎の浮世絵にも登場するほどの名物となりました。
東海道名所図会、伊勢参宮名所図会にも描かれたうばがもちは、その伝統を現代にまで継承し、草津名物として今も人気の由緒ある餅菓子です。
うばがもちの特徴は?

うばがもち https://www.ubagamochiya.jp/
「うばがもち」は、地元草津産の餅米でこしらえた餅を、甘さ控えめの漉し餡で包み、上に白餡と山芋の練り切りを乗せた姿をしています。
餅の原料となる米は、農薬も化学肥料も使用しない農法で栽培した「滋賀羽二重餅米」。
北海道産の小豆を取り寄せて、なめらかな漉し餡に炊き上げて使用しています。
「うばがもち」ブランドロゴの商標
うばがもちやでは、長い歴史の中で数々の書体での「うばがもち」を使い、商品の包装や店舗の看板、印刷物などに使用してきました。
このため、登録商標と、使用しているブランドロゴの書体、態様とが必ずしも一致しないものの、歴史あるブランドを商標で保護し続けています。

登録第440813号
登録日:昭和29(1954)年 2月 24日
権利者:株式会社南洋軒
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第30類 もち

登録第582164号
登録日:昭和36(1961)年 12月 20日
商標:姥ガ餅
権利者:株式会社南洋軒
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第30類 もち

登録第1735158号
登録日:昭和59(1984)年 12月 20日
商標:ウバガモチ\うばがもち
権利者:株式会社南洋軒
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第30類 もち菓子

登録第1854462号
登録日:昭和61(1986)年 4月 23日
商標:姥ガ餅\うばもち
権利者:株式会社南洋軒
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第30類 もち菓子

登録第4161803号
登録日:平成10(1998)年 7月 3日
商標:うばがもちや\うバガもちや
権利者:株式会社南洋軒
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第42類 飲食物の提供
うばがもちや(南洋軒)
「うばがもち」を製造販売しているのは、株式会社南洋軒ですが、餅の包みやお菓子処の看板には、「うばがもちや」と大きく記されています。
うばがもちやでは、草津市のクサツパイオニアファームの餅米「滋賀羽二重糯」を使用して「うばがもち」を製造してきました。
クサツパイオニアファームは、化学肥料や農薬を極力使用せず、有機栽培の有機JAS認証を取得しているこだわり農法の農場です。

クサツパイオニアファーム https://www.pioneerf.co.jp/
うばがもちやでは、とクサツパイオニアファームと共同で「もち米の稲刈り体験会」などのイベントも開催し、「地産地消」で安全な和菓子作りを実践し、400年以上の長い歴史を継承し、消費者との信頼関係もつくりあげてきました。

