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出願書類の整理番号 -2017年11月10日
特に話題にもなりませんし、依頼者から聞かれたこともほぼありませんが、特許でも商標でも、書類の最初の方に【整理番号】の欄があります。
整理番号は、特許事務所や大企業など、主として数多くの出願をする出願人または代理人が決めて記載するものです。
大企業でも、出願書類に記載する整理番号は、通常は弁理士事務所が番号を付していると思います。
弁理士事務所では書類や電子ファイルの整理、データベース管理に用います。
必須の項目ではないので、出願人自身が自分で手続きをする場合には、この欄はなくてもかまいません。
ただ、特許庁の窓口や郵送等で出願をする場合、同日に複数の出願をすると、出願番号が付与されるまで、どの出願であるか特定できなくなるし、出願番号が付与されても、どの出願がどの番号なのか、内容をデータベースで確認する等できるまで、判別できなくなるということはあります。
当事務所では、整理番号は、以前に勤務していた時の番号を付け方を踏襲しています。
たとえば「P01307」とか、「T17A02」などです。
最初のアルファベットが、P(特許)、U(実用新案)、D(意匠)、T(商標)の別になります。
開業当初の頃、これ以外にも調査とか相談を別に設けていましたが、廃止しました。
次の数字の2桁が、西暦の下2桁になります。
次の1桁の数字またはアルファベットが、案件を受任した月になります。
1は1月、9は9月ですが、10月からはA、B、Cとなります。
最後の2桁は、受任した順番に01から付けていきます。
例に挙げた「P01307」は特許の2001年3月の7件目、「T17A02」は商標の2017年10月の2件目となります。
また、国際登録などで国別に分ける必要が生じた場合には、「T17402US」、「T17402CN」のように、末尾に2文字の国名コードを付与します。