越境ECの模倣品対策の強化(改正商標法2022年10月施行)-2022年07月25日
商標法と意匠法の改正が施行される2022年10月1日から、模倣品の水際での取締りが強化されます。 2021年5月に改正された商標法、意匠法において、海外の事業者が模倣品を郵送等により日本国内に持ち込む行為について、権利侵害行為となることが明確化されました。 また、同年3月に関連する関税法が改正され、海外の事業者が郵送等によって、日本国内に持ち込む模倣品を、「輸入してはならない貨物」としたことにより、税関での取締りの対象となりました。 改正法が施行される2022年10月1日以降は、海外の通販サイトで商品を購入した場合のほか、国内の通販サイトで購入したが海外から直接送付される商品など、海外の事業者...
他人の氏名を含む商標の要件緩和についての検討の方向性-2022年07月16日
2022年6月30日、これまでに5回開催された特許庁政策推進懇談会の、「知財活用促進に向けた知的財産制度の在り方」の報告書が取りまとめられ、公表されました。 公表された議論のとりまとめは、直ちに法改正に進むわけではないものの、今後、具体的な論議を経て、将来の法改正につながることも予想されます。 とりまとめの中では、他人の氏名を含む先願商標があった場合に、登録が認められない商標法第4条第1項第8号に関し、登録要件の緩和をすることが議題の一つとなっています。 特許庁政策推進懇談会 特許庁 知財活用促進に向けた知的財産制度の在り方 とりまとめ[PDF] 特許庁 どのようなときにコンセント(同意)制度...
他人の類似商標に関するコンセント(同意)制度の導入検討の方向性-2022年07月16日
2022年4月から6月にかけ5回にわたり、特許庁政策推進懇談会が開催され、6月30日に「知財活用促進に向けた知的財産制度の在り方」の報告書が取りまとめられ、公表されました。 特許庁政策推進懇談会は、知的財産法制上の論点を中心に有識者の意見を聞き、さらなる制度改善に向けた検討を行うために設置されたものです。 ここでの議論のとりまとめは、直ちに法改正に進むわけではないものの、今後、具体的な論議を経て、将来の法改正につながる流れとなることも予想されます。 とりまとめの中では、他人の先願類似商標があった場合に、登録が認められない商標法第4条第1項第11号に関し、諸外国で導入されているコンセント制度が議...
佐川急便「飛脚」の変遷-2022年07月05日
今回は、J-Plat Patの商標検索で、権利者名を「?佐川急便?」として検索してみます。 出願人名・権利者名での検索を行います。 目的は、佐川急便が権利を保有する、ゆるキャラを調べてみるためです。 しかし、検索結果に出てきません。 いろいろ調べた結果、権利者名を「SGホールディングス株式会社」として検索してみました。 検索結果を見てみると・・・。 登録番号:第2036026号 登録日:昭和63(1988)年 3月 30日 出願日:昭和56(1981)年 11月 20日 登録番号:第2042866号 登録日:昭和63(1988)年 4月 26日 出願日:昭和56(1981)年 11月 20日 ...