江刺りんご(岩手県)
江刺りんごは、1973年に全国に先駆けてりんごの矮化栽培に取り組み、農協の管内に10ha規模の生産組合を次々と設置し、現在では約270haの面積で栽培されています。矮化栽培とは、「わい性台木」に別のりんごの接木をし、木を低くして栽培する方法で、この方法だと作業も楽で、りんごへの日当たりもよくなるため、美味しいりんごができるということです。
岩手県奥州市江刺区は、岩手県の南部に位置しています。昼夜の寒暖差が大きく、りんご栽培に適した地域です
「江刺りんご」が出荷されるまで
江刺りんごの花は、ゴールデンウイーク頃に開花をし、岩手県内の養蜂家からミツバチを借りきて、りんご畑にミツバチを放し、受粉を行います。りんごの受粉には、他の品種の花粉で受粉を行います。
受粉が終わり、5月下旬頃に摘果作業を行います。中心果とその周辺の5個程度の側果の中から1つだけ残し、他の実を手作業で取り除きます。枝で育てるりんごの数を少なくし、実が大きく充実するように養分を1つの果実に集めるのです。
「江刺りんご」として出荷されるりんごは、農協の選果により、品質の高さを維持しています。
従来、「江刺りんご」ブランドを表示するために、商品を出荷するダンボールでの表示を行ってきましたが、「江刺りんご」を出荷した際のダンボールが再利用され、他産地のりんごが「江刺りんご」として販売されることへの懸念などから、商標権の取得も行いました。
地域団体商標「江刺りんご」
【地域団体商標】
商標登録第5106022号
登録日:平成20年(2008)1月18日
出願番号:商願2007-72590
出願日:平成19年(2007)6月29日
商標:江刺りんご

権利者:岩手江刺農業協同組合
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第31類:岩手県奥州市江刺区(旧・江刺市)産のりんご
岩手江刺農業協同組合の取り組み
農協では、小まめな栽培管理を徹底することにより、収穫ぎりぎりまで遅らせた完熟りんごとして、「江刺りんご」の名称をPRし、2016年11月に行われた「サンふじ」の初競りでは特選28玉10kg箱が120万円の価格で落札されました。またオリジナル品種「紅ロマン」は、8月中旬に収穫できる極早生種で、真っ赤で糖度と酸味のバランスが良く、注目を集めている品種です。
JA江刺では、江刺りんごのほかにも、江刺金札米、江刺牛、江刺野菜などのブランドの取り扱いもしています。


