土佐打刃物(高知県)
土佐打とさうち刃物は、自由鍛造たんぞうによる切れ味と実用性から、さまざまな用途に重宝されてきた高知県の伝統的な刃物です。 土佐打刃物は、包丁、鎌、鉈なた、斧おの、鍬くわなどの、農業や林業に用いられる実用性と耐久性の高い道具のほか、今日では料理、アウトドアまで幅広い用途に使われる刃物製品が製造され提供されています。 1998年には、経済産業大臣指定の伝統的工芸品にも認定されました。 土佐打刃物の特徴は? 土佐打刃物の最大の特徴は、なんといっても自由鍛造たんぞうにより製造されることです。 自由鍛造と呼ばれる製法は、高温で熱した鉄を刃物職人が自在に叩いていくことで、用途に合わせて形を作り上げる...
西条の七草(愛媛県)
西条の七草ななくさは、愛媛県西条市で古くから食べられてきた、地域独自の七草文化です。 一般的に知られる春の七草といえば、1月7日(古代中国に由来するとされる人日じんじつの節句)に7種類の若菜を「七草粥ななくさがゆ」として食べ、一年の邪気を払い、その年の無病息災を願う風習です。 しかし西条の七草は、地域の暮らしや信仰とも深く結びついており、正月や節句の行事食として親しまれてきました。 西条の七草とは 西条では、西条の風土で育つ在来野菜の若菜を中心に、郷土の七草の風習として受け継がれています。 七草を使い、七草粥、七草雑煮、七草汁などを作り、食べるのが習慣です。 西条の七草粥は、一般的な春の七草粥...
半田そうめん(徳島県)
半田そうめんとは、四国で2番目に高い剣山の麓の、徳島県美馬郡つるぎ町半田地区で作られる、太めで強いコシが特徴の手延べそうめんです。 一般的な手延べそうめんの太さが1.3mm程度であるのに対し、それより1割、2割ほども太く、JAS規格では「冷や麦」に分類される麺となっています。 半田そうめんの歴史は古く、およそ300年もの伝統を誇り、その伝統から「半田そうめん」の表記が認められているほどです。 半田そうめんの産地 剣山を頂く四国山脈から吹き降ろす寒風と、吉野川の透き通る名水、小麦栽培に適した肥沃な土壌 。 半田そうめんは、 江戸時代に、水運の盛んな吉野川を行き来する船頭によって奈良県三輪町から...
小豆島オリーブオイル(香川県)
小豆島は、温暖で風光明媚な瀬戸内海に浮かぶ、周囲144kmもある比較的大きな島です。 瀬戸内地方は温暖で、雨が比較的少なく、地中海地域と気候が似ている小豆島で栽培されるオリーブは古くから有名です。 オリーブは、起源は現在のトルコ近辺の小アジアとされており、紀元前にギリシャに既に伝わり、地中海沿岸や、南アメリカ、オーストラリアなどでも栽培されています。 オリーブが日本にやってきたのは1860年代で、本格的に栽培が試みられたのは1908年(明治41年)。 アメリカから苗を取り寄せ、香川県のほか、鹿児島、三重で試験的に栽培が行われました。 この中で、小豆島に植えられたオリーブは順調に育成し、大正時代...
四万十川産の干し青のり、四万十川の青さのり(高知県)
日本最後の清流と名高い高知県四万十川。高知の豊かな山々を巡り、ミネラルなどの栄養素をたっぷりと含んだ四万十川を代表する特産品といえば、天然の青のり、そして青さのり。 四万十川に冷たい北西風が吹く冬の季節になると、川漁師たちは極寒の四万十川に腰まで浸かり、熊手のような道具で川底を掻き、自生する青のり、青さのりの収穫をします。採取した青のり、青さのりを川原に広げ、天日で乾燥する光景は昔から四万十の冬の風物詩です。 四万十川産の干し青のり、四万十川の青さのりの出荷から調理まで 清流四万十川の天然の青のり(スジアオノリ)は、「四万十ノリ」です。四万十川の青のり採取の最盛期は一年で一番寒い、12月から3...
今治タオル(愛媛県)
愛媛県今治市は、造船の町であるとともに、タオルの町でもあります。 「今治タオル」の普及から世界の「今治タオル」へ タオルづくりの聖地として120年間、タオル産業の発展を担ってきた今治タオル。糸を撚る工場や染める工場、タオルを織る工場など、200近くもの工場が集積しています。 今治市は、瀬戸内海の美しい自然に恵まれ、温暖な気候と蒼社川の伏流水の豊かな水源が、日本屈指のタオル産地・今治を育てました。 近年では、今治タオルの柔らかさと吸水性の良さは、海外の展示会などでも注目を集め、世界でもその名を知られています。 四国タオル工業組合では、他のタオル産地の製品や輸入品との差別化を図るため、今治タオルの...
ひけた鰤(香川県)
香川県の引田は、ブリ(ハマチ)養殖の発祥の地です。 1928年(昭和3年)、内湾を堤で仕切った安戸池において、野網和三郎氏が世界で初めてブリ(ハマチ)を養殖することに成功しました。 「ひけた鰤」とは? 引田漁業協同組合では、その技と経験を活かして、天然に近い環境と独特の手法で育て上げたブランド魚「ひけた鰤(ブリ)」を生産しています。 引田漁協における魚類養殖の歴史は、世界で初めてブリ(ハマチ)養殖の事業化に成功した時から始まり、その後は場所を引田沖に移して生産を拡大してきました。昭和40年代の高度成長期には、瀬戸内海での赤潮が発生により、何百万匹という養殖ブリ(ハマチ)が全滅するなど、大きな打...
なると金時(徳島県)
なると金時は、温暖で降雨量の少ない瀬戸内式気候の徳島県鳴門市・徳島市・板野郡管内の砂地畑で栽培されたさつまいもです。 主に徳島県の北部、鳴門海峡に近い砂地のある地域で栽培され、食物繊維、ビタミンがたっぷりで、温暖で降雨量が少ない気候と、海のミネラルをたっぷりと含んだ砂地で育てられた鳴門金時は、鮮やかな赤紅色をしています。 栽培される土質は海砂で水はけも通気性も良く、数年に一度砂が補給されます。 「なると金時」にはどんな特徴がある? なると金時は、早堀り用の品種で、四国や九州地方で多く栽培される高系14号を系統選抜し、表皮が赤く、味・形の優れたさつまいもが育種されたものです。 1980年(昭和5...

