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東北-登録商標

仙台味噌(宮城県)

仙台味噌は、仙台藩初代藩主であった伊達政宗が、味噌醸造所で作らせた味噌にならって製造されている味噌のことをいいます。米麹と大豆で作られた辛口の赤味噌で、風味高く、そのまま食べることもできるため「なめみそ」とも呼ばれます。

仙台味噌の由来は、伊達政宗公が仙台城下に、軍用みそを他に頼らず自給しようと考え、日本で最初の工場ともいえる御塩噌蔵(おえんそぐら)を設営し、味噌作りの品質向上に努めたのが始まりといわれます。
「仙台味噌」の名称は、仙台藩の味噌御用を勤めていた真壁屋市兵衛が、1626年(寛永3年)に、国分町にて「仙台味噌」の招牌を掲げたのが元祖とされています。
当時、米や塩は貴重な戦略物資でしたが、米麹や塩をふんだんに使い、長期間熟成した仙台味噌は、赤味噌の代表として製法も含め現代に受け継がれています。

味噌の主原料として、大豆、米、麦、塩、その他に種麹が必要です。味噌は米味噌、麦味噌、豆味噌に分類されますが、全体の8割を占める米味噌の中でも、仙台味噌は赤味噌と呼ばれ赤る褐色味噌の代表格の一つです。同じ米味噌でも、白色や淡色の味噌は、大豆の蒸し方や熟成期間の長さによって、違いが生まれます。

【地域団体商標】
商標登録第5032789号
登録日 平成19年(2007)3月16日
出願番号 商願2006-45538
出願日 平成18年(2006)5月18日
商標 仙台味噌
権利者 宮城県味噌醤油工業協同組合
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第30類:仙台藩に由来する製法により仙台を中心とした宮城県の地域内で生産されたみそ

【地域団体商標】
商標登録第5032790号
登録日 平成19年(2007)3月16日
出願番号 商願2006-45539
出願日 平成18年(2006)5月18日
商標 仙台みそ
権利者 宮城県味噌醤油工業協同組合
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第30類:仙台藩に由来する製法により仙台を中心とした宮城県の地域内で生産されたみそ
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大館曲げわっぱ(秋田県)

大館曲げわっぱは、秋田県大館市の工芸品です。
江戸時代から伝わる伝統工芸品で、大館曲げわっぱ協同組合に加盟する各社でそれぞれ製作販売されている天然木製の曲物です。

大館曲げわっぱは、江戸時代に大館城主佐竹西家が、下級武士の副業として奨励し発展していきました。弾力性に富み、美しい木目を特徴とする天然秋田杉を薄く剥いで、熱湯につけて柔らかくしたところで、曲げ加工を施し、さらに山桜の皮で縫い止めをして完成します。
天然秋田杉の香りの良さや、美しい木目と色合いが食べ物を美しく引き立てます。
主にお櫃、弁当箱、わっぱ飯などに使用されています。

これまでの大館曲げわっぱは、天然秋田杉の薄板を曲げて作られる円筒形の曲物が主体でしたが、近年、コーヒーカップやビールジョッキ、コップ、照明器具など、曲げわっぱの技術を生かした様々な器や、インテリアなどまでが製作されるようになりました。
明るく優美な木肌と整った木目、その優しくシンプルな自然の素材を使った製品は、現代のデザインにもマッチする美しさを備え、その優秀さは海外にまで知れ渡っています。
1980年(昭和55年)には、国の伝統的工芸品として指定を受けています。

【地域団体商標】
商標登録第5591586号
登録日 平成25年(2013)6月21日
出願番号 商願2012-61584
出願日 平成24年(2012)7月17日
商標 大館曲げわっぱ
権利者 大館曲げわっぱ協同組合
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第21類:秋田県大館市に由来する製法により秋田県大館市で曲げ加工を施した重箱,秋田県大館市に由来する製法により秋田県大館市で曲げ加工を施したべんとう箱,秋田県大館市に由来する製法により秋田県大館市で曲げ加工を施した茶筒,秋田県大館市に由来する製法により秋田県大館市で曲げ加工を施した菓子器,秋田県大館市に由来する製法により秋田県大館市で曲げ加工を施した盆,秋田県大館市に由来する製法により秋田県大館市で曲げ加工を施したおひつ,秋田県大館市に由来する製法により秋田県大館市で曲げ加工を施した酒器,秋田県大館市に由来する製法により秋田県大館市で曲げ加工を施した花器

大館曲げわっぱ協同組合では、後継者の確保・育成・研修や、需要開拓、原材料の共同購入・販売などの事業を行っているほか、各種展示会や物産展、イベント、体験工房の運営などを行っています。
大館曲げわっぱ体験工房では、来訪者に体験キットを選んでもらい、大館曲げわっぱの製作工程を楽しみながら、手づくり体験ができるようにされています。

江刺りんご(岩手県)

江刺りんごは、1973年に全国に先駆けてりんごの矮化栽培に取り組み、農協の管内に10ha規模の生産組合を次々と設置し、現在では約270haの面積で栽培されています。矮化栽培とは、「わい性台木」に別のりんごの接木をし、木を低くして栽培する方法で、この方法だと作業も楽で、りんごへの日当たりもよくなるため、美味しいりんごができるということです。
岩手県奥州市江刺区は、岩手県の南部に位置しています。昼夜の寒暖差が大きく、りんご栽培に適した地域です

江刺りんごの花は、ゴールデンウイーク頃に開花をし、岩手県内の養蜂家からミツバチを借りきて、りんご畑にミツバチを放し、受粉を行います。りんごの受粉には、他の品種の花粉で受粉を行います。
受粉が終わり、5月下旬頃に摘果作業を行います。中心果とその周辺の5個程度の側果の中から1つだけ残し、他の実を手作業で取り除きます。枝で育てるりんごの数を少なくし、実が大きく充実するように養分を1つの果実に集めるのです。

「江刺りんご」として出荷されるりんごは、農協の選果により、品質の高さを維持しています。
従来、「江刺りんご」ブランドを表示するために、商品を出荷するダンボールでの表示を行ってきましたが、「江刺りんご」を出荷した際のダンボールが再利用され、他産地のりんごが「江刺りんご」として販売されることへの懸念などから、商標権の取得も行いました。

【地域団体商標】
商標登録第5106022号
登録日 平成20年(2008)1月18日
出願番号 商願2007-72590
出願日 平成19年(2007)6月29日
商標 江刺りんご
権利者 岩手江刺農業協同組合
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】

農協では、小まめな栽培管理を徹底することにより、収穫ぎりぎりまで遅らせた完熟りんごとして、「江刺りんご」の名称をPRし、2016年11月に行われた「サンふじ」の初競りでは特選28玉10kg箱が120万円の価格で落札されました。またオリジナル品種「紅ロマン」は、8月中旬に収穫できる極早生種で、真っ赤で糖度と酸味のバランスが良く、注目を集めている品種です。

JA江刺では、江刺りんごのほかにも、江刺金札米、江刺牛、江刺野菜などのブランドの取り扱いもしています。

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南郷トマト(福島県)

南郷トマトは、福島県南会津地方の特産品で、その特徴は、糖度が高く、身が引き締まったしっかりとした食感が味わえること。南会津特有の気候と高い標高、昼夜の気温差がその味と品質を生み出しています。
南郷トマトは夏から秋にかけてのトマトの代表として7月下旬~10月下旬まで生産されています。

1962年(昭和37年)、旧南郷村(現南会津町南郷地区)で初めて栽培が開始され、発祥の地にちなみ「南郷トマト」と名づけられました。2015年には「日本農業賞大賞」を受賞しています。

毎年3月になると、冬の間に積もった、深いところでは2mを超える積雪を溶かすところから、栽培は始まります。
3月下旬から、南郷トマトの種を、一粒ずつ蒔きます。
トンネルの中で温度調節をしながら育てます。
5月になると、苗は1つ1つのポットに植え替えをします。
6月になり、花が咲いたら畑へ植えます。
6月下旬になると小さな実がつき、少しずつ大きくなっていきます。
7月中旬になるとトマトも大きくなり、あとは赤くなるのを待つだけ。収穫の期間は7月下旬から10月下旬まで、選果場での選別・チェックなどを経て出荷されていきます。

「南郷トマト」の入っていた空の段ボールを利用して別のトマトが流通するなどし、ブランド保護・管理をする必要から、商標登録を活用してきました。
地域団体商標制度の導入後は、「南郷トマト」の資料や新聞記事、出版物などでの紹介記事等を収集し、商標登録されました。

【地域団体商標】
商標登録第5015204号
登録日 平成19年(2007)1月5日
出願番号 商願2006-49281
出願日 平成18年(2006)5月30日
商標 南郷トマト
権利者 会津よつば農業協同組合
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第31類:福島県南会津郡下郷町・南会津町・只見町で生産され会津みなみ農業協同組合のトマト選果場において選別出荷されるトマト

南郷トマトの品質管理には、生産物のトレーサビリティシステムを導入し、箱にバーコードを貼り付け、箱詰めされたトマトがどの生産者のものなのか確認できるようにしています。
出荷されるトマトのダンボールにもQRコードを印刷し、生産者の情報にアクセスできるようにしています。
各地のPRイベントなどにも出展し、産地の取り組みを積極的に紹介する活動を行っています。

たっこにんにく(青森県)

青森県田子町産のにんにくは、八戸農業協同組合が生産・販売しています。

この地域は、都道府県中で日本一の生産量を誇るにんにく・ながいも・ごぼうを出荷しています。
さらに、りんご・洋梨「ゼネラル・レクラーク」などの果樹や、輪菊・バラなどの切り花、さらに畜産では「倉石牛」・「田子牛」といった豊富な種類の農畜産物が産出され、青森を代表する農業地帯となっています。

農協では、消費者の信頼を得るため、生産履歴記帳運動の実践、GAP(農業生産工程管理)導入、残留農薬分析検査等を実施しています。
豊富な農畜産物の総合産地というスケールメリットを活かし、地域の農業振興と活性化に取り組み、「JA八戸ブランド」として日本全国へ発信しています。

こうした中、農協及び加盟農家では、県内でいち早く、にんにくの産地形成に取り組み、これまでに日本一の産地を目指して、品質の管理と宣伝を行い、知名度を高めてきました。現在ではっ全国的に知られたブランドに育ってきています。

収穫後のにんにくは、その全量を農協が冷蔵保管し、生産者が選別調整したものをさらに農協で、一個ごとに点検し、個包装をしています。こうした作業を経て、出荷されたにんにくは、個別包装されて消費者の手元に届けられ、すべてに農協名、連絡先が明記されるようにしています。

知名度の向上とともに、他の事業者が参入し、品質管理の行き届かない商品が出回るようになりました。
このことへの対策として、商標登録によりブランドを守ることを組織的にきめて取り組み、地域団体商標として登録されることを目指しました。

【地域団体商標】
登録第5002091号
登録日 平成18年(2006)11月10日
出願番号 商願2006-29455
出願日 平成18年(2006)4月1日
商標 たっこにんにく
権利者 八戸農業協同組合
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第31類:青森県田子町産のにんにく

にんにく産地への取り組みを開始してから約40年が経過していましたが、取り組みの記録、消費宣伝の写真、新聞記事の切り抜き、テレビ報道のテープ等を保管していたこともあって、無事、商標登録をすることができました。

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