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岡山白桃(岡山県)
岡山白桃は、岡山を代表する果物のブランドです。
岡山県では他にも、マスカットなどのブドウや、梨などの果物の生産が盛んです。
岡山の桃は、白桃系品種においては日本一の生産量を誇ります。
美しく輝くような者の果実1つ1つ袋を掛け、丁寧に育てられた白桃は、古くからブドウなどとともに贈答用の高級果実として珍重されてきました。
清水白桃が有名ですが、加納岩白桃、白鳳、白麗、瀬戸内白桃などの多彩な品種があります。7月下旬から8月にかけてが、桃の収穫の最盛期です。
岡山白桃の全国的な認知度を一層向上させ、高品質の桃を安定生産し、ブランド強化を図るため、地域団体商標の登録をしました。
【地域団体商標】
商標登録第5031193号
登録日:平成19年(2007)3月9日
出願番号:商願2006-47631
出願日:平成18年(2006)5月24日
商標:岡山白桃
権利者:全国農業協同組合連合会
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第31類:岡山県産の白桃
商標名の使用を希望する業者に対しては、認可した業者にのみ使用許諾書を発行し、桃の外観や糖度の基準を設けています。「岡山白桃」を使用した商品については、果実のみならず、加工品の開発にも力を入れ、PRとブランド力の強化に努めています。
千屋牛(岡山県)
岡山県新見市にある阿新(あしん)農業協同組合には、地域を代表する特産品として、江戸時代から継承する「千屋牛」があります。また、ブドウ(ピオーネ)、トマト(桃太郎)、米などと、豊かな自然環境に恵まれた多くの特産品があります。
和牛のふるさと・新見で生まれた千屋牛は、日本最古の蔓牛「竹の谷蔓」の系統をひく優秀な黒毛和種です。 豊かな自然と天候に恵まれ、肉用牛の盛んな岡山県内でも有数の優良肉質の和牛です。
「千屋牛」は、新見市内で繁殖・肥育一貫生産されたもの、または岡山県下で生産された子牛を導入し、新見市内で約18か月間以上肥育されたものと決められています。
千屋牛の飼育には、国産の稲わらを与えています。健康で良質な牛の育成のために特に大切なのは、授乳期の飼育です。
すべての千屋牛は、出生年月日、性別、種別、母牛、生産地、飼養地などの生産履歴を明らかにしています。牛の情報が、流通の段階はもとより消費者に正確に届けられ、安心できる供給体制を構築しています。。
新見市は、合併前の各地域においては、その地域名を冠した地域牛の名称が使用されていました。全国有数の和牛のルーツでありながら、ブランド牛の保護が十分ではなく、2005年(平成17年)の市町村合併に伴い、和牛の呼び名を日本最古の系統和牛である「千屋牛」に統一し、地域ブランドとして和牛振興を図ることになりました。
【地域団体商標】
商標登録第5054531号
登録日:平成19年(2007)6月15日
出願番号:商願2006-47537
出願日:平成18年(2006)5月24日
商標:千屋牛
権利者:阿新農業協同組合
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第29類:岡山県新見市千屋地区を中心に肥育された牛肉
阿新農業協同組合は、出願以前から「千屋牛」の名称を使用しており、ある程度の知名度は獲得していました。
こうした特産品をより多くの人に知ってもらい、地域活性化につなげるため、農産物直売所やアンテナショップの展開、情報発信にも力を入れています。