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山形の地域ブランド-商標登録ドットコム™

尾花沢そば(山形県)

山形県尾花沢市は、江戸時代に羽州街道の宿場町として栄え、さらに銀の採掘でも発展した、月山、御所山をはじめとする雄大な山々に囲まれた歴史と自然に恵まれた町です。
市内には銀鉱山跡や、『おくのほそ道』松尾芭蕉が10泊した史跡も残され、観光に訪れる史跡も多くあります。

寒暖差の大きな気候がそばの栽培に適している尾花沢では、古くからそばの栽培が盛んに行われてきました。
江戸時代までのそばは、そばがき、そば餅のように団子状にして食べられており、やがて細長い紐状のそば切りが主流になっていきました。松尾芭蕉は、尾花沢でそば切りを食したといわれています。

現在、尾花沢市におけるそばの作付面積は389haを誇り、は、質・生産量ともに全国有数の産地となっています。
寒暖差40度という厳しい気候・風土と、御所山から流れ出る地下水に恵まれた尾花沢そばは、香り高く甘みが強いのが特徴です。
尾花沢そばに使用される地元の在来種である原種「最上早生」は、その本来の味と形質を維持するため、種子の栽培にこだわり、継承されています。

尾花沢市.png
尾花沢市 https://www.city.obanazawa.yamagata.jp/kanko/gourmet/1318

尾花沢そばの知名度をさらに高め、ブランドとして確立していくため、尾花沢市内のそば店9店により「ゆう遊三味会」が結成され、俳聖が食べたことに恥じない地元のそば作りをしようと、市内のそば屋が集まって活動をしてきました。

地域団体商標の出願後、特許庁からは「出願人等の業務に係る商品及び役務を表示するものとして需要者の間に広く認識されていることを認めることができない」との 拒絶理由通知を受けました。
これに対しては、次のような資料を提出し、登録されることとなりました。

・尾花沢市が2016年に行った観光資源に関する調査で、「尾花沢そば」は、興味度及び満足度の項目でともに第3位と上位にランクインし、満足度については79.6%の人が満足したと答えるなど、2016年以前からの周知活動が行われてきたこと
・2000年に埼玉県の加須市民祭りに参加した当時から、「尾花沢そば」も20年以上にわたり、継続的に周知活動を実施してきたこと
・宮城県内在住の「みやぎ尾花沢会」が2009年に発足し、定期的に「尾花沢そば」の広報活動を行い、2014年からは宮城県気仙沼市の本吉産業まつりにおいて「尾花沢そば街道」加盟店らがPR活動を続けていること
・「尾花沢そば」に関する各種イベントのポスターやそれに関する新聞記事で、「原種・最上早生」を用いた尾花沢そばや、「そばの里まつり」などの各種イベントの紹介がされたこと

新そば祭り
やまがた広域観光協議会 https://samidare.jp/yamagatakouiki/sp/note?p=log&lid=553255

地域団体商標「尾花沢そば」

【地域団体商標】
商標登録第6795974号

登録日:令和6年(2024)4月15日
出願番号:商願2024-47941
出願日:令和4年(2022)4月11日
商標:尾花沢そば
尾花沢そば
権利者:尾花沢商工会
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第43類:山形県尾花沢産のそばの麺を使用したそばの提供

尾花沢商工会の取り組み

尾花沢市内のそば店で作る「ゆう遊三味会」では、芭蕉が滞在したことにちなみ「おくのほそ道 尾花沢そば街道」として近県や観光客向けにPRを行い、そばの品質維持、技術の向上、イベントの開催など、生産者、地元そば店、行政、関係機関が協力してブランド化に取り組んでいます。

山形県麺類飲食生活衛生同業組合
山形県麺類飲食生活衛生同業組合 https://www.yamagata-men.com/soba


山形県麺類飲食生活衛生同業組合では、特にそば店が集中している地域を「そば街道」と呼び、PRを行っています。


尾花沢産の原種「最上早生」と、幻の米「さわのはな」を使用した本格そば焼酎「原幻」も開発し、尾花沢市商工会では、「最上早生」の原々種を守り育てるため、県農業総合研究センターより4㎏の種子(原々種)を譲り受け、圃場で栽培し78.5㎏の種子確保に成功しています。

尾花沢市商工会では、尾花沢市の特産である尾花沢牛すいかのぺそら漬を使った「おばなざわ牛ラーメン」も、市内の飲食店とともにブランド化する試みを展開しています。

おはなざわ牛ラーメン
尾花沢市商工会 https://obanazawa-shokokai.or.jp/ramen/

米沢牛(山形県)

周囲を西吾妻連邦、飯豊山、朝日連邦に囲まれた、山形県の置賜地方は、盆地の中に米沢平野が広がり、農作物も豊かに実り、四季の寒暖の差も大きく、冬は積雪も多い地域です。
米や果樹などの生育にも適しているほか、畜産物の飼育にも最適の土地です。

「米沢牛」とは?

米沢牛は、山形県米沢市がある置賜地方で肥育された黒毛和牛が、一定の基準を満たした場合に呼称される銘柄牛で、三大和牛との一つされています。
下記の条件をすべて満たしたものは米沢牛と認められ、枝肉に証明印が押印されトレーサビリティー番号を表示した米沢牛の証明書が発行されます。

1.山形県置賜地方3市5町(米沢市、南陽市、長井市、高畠町、川西町、飯豊町、白鷹町、小国町)に居住し、米沢牛銘柄推進協議会が認定した飼育者が、登録された牛舎において18か月以上継続して飼育されたもの。
2.肉牛の種類は、黒毛和種の未経産雌牛または去勢牛とする。
3.米沢牛枝肉市場若しくは東京食肉中央卸売市場に上場されたもの又は米沢市食肉センターで屠畜され、社団法人日本食肉格付協会の格付けを受けた枝肉とする。ただし、米沢銘柄推進協議会長が認めた共進会、共励会または研究会に地区を代表して出品したものも同等の扱いとする。
4.生後32か月以上のもので社団法人日本格付協会で定める3等級以上の外観並びに肉質及び脂質が優れている枝肉とする。
5.山形県の放射性物質全頭検査において放射性物質が「不検出」(定量下限値25Bq/kg)であるものとする。

米沢牛の伝統は、明治の初め、一人の英国人教師が山形県米沢の地を訪れたことから始まりました。
1871年(明治4年)に米沢藩は英国と条約を結び、横浜に居留中の貿易商、チャールズ・ヘンリー・ダラスを英語教師として招きました。故郷を懐かしんだダラスは、連れてきたコックに牛肉を調理させ、その牛肉のあまりのおいしさに驚いたダラスは、任期を終え牛を横浜に連れて帰りました。
それがきっかけで評判は全国に広まり、現在、米沢牛は屈指のブランド牛として全国的に評価されています。
米沢牛は麦、ふすま、トウモロコシ、大豆などを原料に独自の飼料を配合して育てられた、おいしく安全な牛肉を消費者が安心して食せるように供給する体制を確立しています。

地域団体商標「米沢牛」

【地域団体商標】
商標登録第5029824号

登録日:平成19年(2007)3月2日
出願番号:商願2006-29542
出願日:平成18年(2006)4月1日
商標:米沢牛
2022071948.jpg

権利者:山形おきたま農業協同組合
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第29類:米沢産の牛肉

山形おきたま農業協同組合の取り組み

肥育農家は、子牛市場から子牛を買い、生後32か月齢まで飼育した後に、枝肉市場に出荷します。
肥育時の給餌は、稲わら等の粗飼料と麦、ふすま、大豆粕、トウモロコシ、米ぬか等の濃厚飼料を与える割合と量を、時期や成長具合等により変えて与えます。
現在では、米沢牛出荷組合の農家では、飼料には非遺伝子組換えのものを積極的に与えています。

米沢牛銘柄推進協議会
米沢牛銘柄推進協議会 https://yonezawagyu33.jp/

米沢牛のブランド維持管理は、主として米沢牛銘柄推進協議会がその役割を担っています。
米沢牛銘柄推進協議会は、平成4年度に生産者、購買者、家畜商、農業協同組合、 行政機関等、「米沢牛」 関係団体等により設立されました。

協議会では、「米沢牛」の規格の統一化や消費者へのPR活動などを行い、「米沢牛まつり」の開催などの多彩な活動を行っています。

商標登録ドットコム™ 運営者情報

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