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東京の地域ブランド-商標登録ドットコム™


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稲城の梨(東京都)

稲城市は、奥多摩から流れる多摩川に近く、多摩川両岸の市町村は、「多摩川梨」の産地として知られてきました。
神奈川県側でも、川崎市がなしの産地として知られ、都市化の進む中でも梨農家が残り、生産が続けられています。

稲城市は、都内最大の梨産地で、農協の稲城支店果実部の梨農家によって、梨作りが続けられています。
稲城市で生まれた品種「稲城」は、大玉の甘い梨です。

日野市農業協同組合・七生農業協同組合・多摩市農業協同組合・稲城市農業協同組合が合併し、東京南農業協同組合は平成元年に誕生しました。
郊外のベッドタウンとして都市化が進む中、梨のほか、ブドウ、イチゴ、りんご、ブルーベリーなどの果樹栽培が行われています。

ナシ栽培は、元禄年間(1688~1703)に始まり、多摩川の沿岸には明治時代には60ヘクタールもの梨園があり、現在でも100戸以上の梨生産農家があります。

「多摩川梨」は、生側により運ばれた砂利などの水はけのよい土壌と、湧水の豊富な地域で生産される梨の総称として定着し、生産される品種には多摩、幸水、稲城、豊水、二十世紀、新高などがあります。

稲城市や日野市では、巨峰の系統のブドウ新品種「高尾」もあり、高級ブドウとして知られ、栽培されています。

都市化の進む中で栽培される稲城の梨は、安心・安全な農産物を提供するため、直売所での販売など、地産地消の取り組みやPRが行われています。
そうした中、地域ブランドとして地域団体商標の登録もされました。

【地域団体商標】
商標登録第5002134号
登録日:平成18(2006)年 11月 10日
商標:稲城の梨
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権利者:東京南農業協同組合
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第31類:稲城産の梨

稲城の梨は、他の産地の梨との差別化を図りブランド化するため、1990年から指定資材を導入し、栽培技術と品質を均一化しています。

「梨ぼうや」入りのロゴマークも作成し、チラシや資材などに活用し、PRを行っています。

商標登録第4896570号
登録日:令和7(2025)年 9月 22日
商標:もぎたての 稲城の梨
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【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第31類:梨,梨の木

江戸木版画(東京都)

江戸木版画とは、地域に由来する製法により、荒川区・新宿区・足立区・台東区・中央区・文京区・目黒区・練馬区・西東京市・千葉県松戸市及び茨城県常総市において生産された木版画のことをいいます。

江戸木版画は、町人文化が花開いた江戸時代後期に、飛躍的に発展したものです。
その発展を支えたのは、皆様もよくご存じの、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重ら、江戸の天才絵師たちです。

浮世絵木版画に代表される、日本独自の伝統の多色摺りの版画技術である「江戸木版画」の技術は、約200年もの間、今日まで継承されてきました。
それどころか、ヨーロッパ等の絵画界にまで大きな影響を与えたことが知られています。

今日でも、大きく変わる大都市の姿とは対照的に、江戸時代と変わらぬ技術・技法を継ぐ職人たち、彫師・摺師と、これらの職人を束ね、作品を送り出す版元とが、江戸時代そのままの手法を守り、道具の伝統も受け継いで、江戸文化の継承と発展に力を注いでいます。

協同組合では、世界的に有名な浮世絵・木版画を、技法継承と後継者育成のため、広く認知させる活動を行うとともに、地域団体商標の登録によって、粗悪品や類似品を排除しつつ、日本国内だけでなく、海外へ、また訪日客へとPRしていくことを念頭に置いています。

【地域団体商標】
商標登録第5027720号
登録日:平成19年(2007)2月23日
出願番号:商願2006-29440
出願日:平成18年(2006)4月1日
商標:江戸木版画
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権利者 東京伝統木版画工芸協同組合
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第16類:東京に由来する製法により東京都荒川区・新宿区・足立区・台東区・中央区・文京区・目黒区・練馬区・西東京市・千葉県松戸市及び茨城県常総市において生産された木版画

手続きにおいて、「江戸木版画」という名称の周知度が高くなく、文献を取り揃えることにより実情を説明することになりました。

地域団体商標の登録だけではなく、協同組合でロゴを作成し、パンフレット等にも使用しているほか、テレビ・新聞等をはじめとする各種マスコミでの露出の際にもロゴが使用されるよう働きかけていきたいとしています。

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