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広島-登録商標

府中家具(広島県)

府中市は広島県東部の内陸部に位置しており、300年以上前の江戸時代から、今では府中家具として有名になった箪笥づくりが始まりました。
府中家具の産地は、古代国府(備後国府)があった地域一帯で、古代より山陽道は、この地から三原へ抜けるルートであったといわれます。その後には石見銀山から笠岡を結ぶ石州銀山道が整備され、府中は福山城下郊外に位置する物資の中継地として栄えました。

江戸時代から始まった手工業が、府中においては備後絣などの繊維産業、備後葉と呼ばれたタバコ産業、味噌などの醸造業、そして長持や建具などの指物(木工業)が発達し、近代からは織物・機械・金属加工業、家具製造が発達し、府中は内陸の工業地域として発展しています。
また、岡山と広島の県境付近一帯は、有数の桐の産地であり、府中市は桐の一大加工品産地として、府中で桐箪笥や桐細工、その南の福山では福山家具、松永で松永家具や松永下駄が生まれました。大正時代には、家具の需要が急増し、職人の数も増えて家具産地が形成されました。

戦後、府中家具は婚礼家具セットを開発し、高度経済成長の時代には高級品へ需要が高まり、高級な婚礼家具がヒットし、府中家具は飛躍的な発展を遂げました。
現在、府中家具工業協同組合では時代のニーズに合わせ、木彫を生かした婚礼家具・タンス、さらにはリビングやダイニング、キッチンの家具の開発、生産などを中心に製品を製造しています。

1987年(昭和62年)には、カンナとノミをモチーフにした図形商標の登録を行い、府中家具工業協同組合加盟企業のみが使用可能な商標として、商品にラベルシールを付したり、家具に焼き印で表示するなどして、府中家具のブランド化を行い、粗悪品や模倣品を排除してきました。

【地域団体商標】
商標登録第5030831号
登録日 平成19年(2007)3月9日
出願番号 商願2006-59360
出願日 平成18年(2006)6月12日
商標 府中家具
権利者 府中家具工業協同組合
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第20類:広島県府中市で生産された家具

地域団体商標の登録後は、ブランド展開として、国内での生産販売にとどまらず、海外への展開に向け、海外でのショールームの展示や販売をしています。JAPANブランド育成支援事業にも採択され、スウェーデンのストックホルムでの展示会や、ドイツのケルンメッセへの出品をするなど、ヨーロッパを中心に海外への進出、市場開拓にも取り組んでいます。

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