比内地鶏(秋田県)
日本三大地鶏の一つに数えられている比内地鶏は、秋田県北部の地域で飼育されている、日本三大地鶏です。
比内地域は、秋田県大館市南部の旧北秋田郡比内町、米代川流域の肥沃な土地のことです。
比内地鶏の産地として有名なほか、きりたんぽ鍋やとんぶり(ほうき草の一種)が名物です。
日本三大地鶏は、ほかに名古屋コーチン、薩摩地鶏があり、いずれも最高峰のブランド地鶏となっています。
比内地鶏とは?
比内地鶏は、秋田県原産の国の天然記念物「比内鶏」(オス)とロードアイランドレッド種(メス)を掛け合わせ、食用鶏肉のために開発された品種です。
赤みがかった肉の適度な弾力と、コク、旨味が特徴で、広々とした比内地域の大地で平飼いし、約160日間の放し飼いで育てられるのです。
かづの農業協同組合、あきた北農業協同組合、秋田たかのす農業協同組合、秋田やまもと農業協同組合、あきた白神農業協同組合が連携して飼育を行い、JAグループの比内地鶏加工センターで加工され、高級鶏肉として全国に出荷されます。
月間生産量はおおむね10,000羽、10,000㎏というブランド鶏で、焼き鳥など飲食店でも提供されています。
また親子丼、きりたんぽ鍋などにも利用され。特産品として流通し全国に知られています。
比内地鶏を飼育、生産する各農協では、稲作を主として行いつつ、地鶏生産に関しても各地区で特色ある取り組みを行っています。

秋田県公式WEBサイト「比内地鶏ネット」 https://common3.pref.akita.lg.jp/hinaijidori/
森吉山を源流とする阿仁川と、太平山を源流とする小阿仁川の流域一帯の山々に囲まれた、マタギの伝統的な漁でも知られる北秋田市では、秋田たかのす農業協同組合の比内地鶏振興部会が、飼育技術の向上や、衛生管理、鶏にストレスを与えない自然の中での飼育などの取り組みを行っています。
認証制度
比内地鶏ブランド認証制度は、秋田県が統一した基準のもとに行っています。
比内地鶏の生産、地鶏肉の処理・加工に関わる事業者を認証する制度です。

認証対象
認証の対象は秋田県内に事業所を有する、「素雛生産」、「地鶏生産」、「食鳥」、「食肉処理」、及び「加工食品製造」事業者
流通履歴
消費段階から素雛生産までの生産流通の状況を遡ることができるよう、トレーサビリティシステムを導入
DNA識別
県内で生産される比内地鶏のDNA識別ができる体制のもと、毎年調査・分析を行い、結果を公開
また、「秋田県における認証制度に対応した比内地鶏飼養管理マニュアル」を定め、飼育、生産から出荷までの各段階における、品質管理と衛生についてのマニュアルとしています。
地域団体商標「比内地鶏」
地域団体商標
登録第5052844号
登録日:平成19(2007)年 6月 8日
商標:比内地鶏

権利者:
かづの農業協同組合(鹿角市)
あきた北農業協同組合(大館市)
秋田たかのす農業協同組合(北秋田市)
秋田やまもと農業協同組合(山本郡三種町)
あきた白神農業協同組合(能代市)
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第29類 秋田比内鶏(オス)とロード種(メス)を掛け合わせ、秋田県比内地方で生産した食用鶏肉
秋田県と各農協の取り組み
秋田県公式WEBサイト「比内地鶏ネット」では、産地の情報や食品表示、比内地鶏識別結果、比内地鶏認証情報などを公開しています。

秋田県公式WEBサイト「比内地鶏ネット」 https://common3.pref.akita.lg.jp/hinaijidori/
また料理教室の主宰者らと連携し、「比内地鶏応援隊」として活動してもらっています。
具体的には、比内地鶏レシピ公開などを行い、新しいメニューを提案しながら、動画やSNSとも連携して消費者による自発的なPRを展開しています。

