小豆島オリーブオイル(香川県)
小豆島は、温暖で風光明媚な瀬戸内海に浮かぶ、周囲144kmもある比較的大きな島です。
瀬戸内地方は温暖で、雨が比較的少なく、地中海地域と気候が似ている小豆島で栽培されるオリーブは古くから有名です。
オリーブは、起源は現在のトルコ近辺の小アジアとされており、紀元前にギリシャに既に伝わり、地中海沿岸や、南アメリカ、オーストラリアなどでも栽培されています。
オリーブが日本にやってきたのは1860年代で、本格的に栽培が試みられたのは1908年(明治41年)。
アメリカから苗を取り寄せ、香川県のほか、鹿児島、三重で試験的に栽培が行われました。
この中で、小豆島に植えられたオリーブは順調に育成し、大正時代には実をつけて、搾油により油を採取できるまでになりました。
1954年(昭和29年)にはオリーブの花が香川県の県花に、1966年(昭和41年)には県木に指定されました。
オリーブとは?
オリーブは常緑樹で、モクセイ科オリーブ属の樹木です。
毎年5月下旬から6月にかけて白い花を咲かせます。
果実は、緑色からやがて熟すと色づき、完熟すれば黒に近い紫色になります。
オリーブの果実と種子からは、オレイン酸を含有するオリーブオイルを搾油でき食用湯にされるほか、果肉もピクルスなどで利用されています。
「小豆島オリーブオイル」は、香川県小豆郡の小豆島で栽培されたオリーブから採油された食用油です。
小豆島オリーブオイルは、新鮮なオリーブの果実から採油され、遠心分離や濾過などの品質に影響しない方法のみでバージンオリーブオイルが生産されます。

一般社団法人かがわ県産品振興機構 https://www.kensanpin.org/olive/kagawa-oliveoil/
国産オリーブオイルは、1960年代以降は輸入自由化の影響もあって低迷する時期もありましたが、国内でも産地が広がり、オリーブオイルの品質と安全性などから、平成に入ると需要が増大しました。
現在では四国各県や、兵庫、岡山、広島などの近県のほか。九州や関東以北にまで栽培地域が広がっています。
地元企業がオリーブを使ったさまざまな製品を研究開発し、参入するなどとともに、オリーブ栽培を行う農業者が増加し、小豆島での栽培面積も増えています。
地域団体商標「小豆島オリーブオイル」
登録第5800807号
登録日:平成27(2015)年 10月 23日
商標:小豆島オリーブオイル

権利者:特定非営利活動法人小豆島オリーブ協会
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第29類 小豆島産のオリーブオイル
小豆島オリーブ協会らの取り組み
1999年に発足した小豆島オリーブ協会は、小豆島の食品メーカーなど24社がオリーブ製品の開発を進めており、会員社のオリーブ製品にはロゴが表示され、「小豆島のオリーブ製品」として知名度アップに努めてきました。
2010年からは官民一体で、「小豆島オリーブトップワンプロジェクト」を開始し、研究開発や品質の向上、PR活動などの取り組みを行っています。

道の駅「小豆島オリーブ公園」 https://www.olive-pk.jp/index.html
地元の道の駅「小豆島オリーブ公園」では、瀬戸内海を見下ろす小高い丘に、約2000本のオリーブ樹木が植えられた公園となっています。
宿泊、飲食施設のほか、オリーブ記念館売店では、小豆島オリーブオイルのほか、化粧品。染め物などの工芸品。各種の食品も販売されています。
採油時に出るオリーブ果汁や、オリーブから抽出したポリフェノールがさまざまな製品に活用されています。
特定非営利活動法人小豆島オリーブ協会は、毎年「香川県オリーブオイル品評会」を開催しています。
また収穫後72時間以内に搾油することなどの基準を設け、国産のエキストラバージンオイルの品質、ブランド価値の向上を図っています。
小豆島オリーブオイルは、本場イタリアの「FLOS OLEI、「ロサンゼルス国際エキストラバージンオリーブオイル品評会」、「OLIVE JAPAN」などの国際的な品評会でも受賞をしており、その味と香りでも高い評価を受けるようになりました。

