竜ケ崎コロッケ(茨城県)
竜ケ崎コロッケは、未来を担う子供たちに手作りの大人になっても懐かしく思い出に残るものを、ということから、龍ケ崎市商工会女性部が、中心市街地活性化の一環として手作りのコロッケを販売したことにはじまります。
地元の肉屋、飲食店も参加して、自慢の手作りコロッケを使った街おこしが始まりました。
昔ながらの老舗のコロッケから、目新しいコロッケまで、店主のこだわりを競い合う「龍ケ崎コロッケ」は、ご当地グルメとしてイベントやSNSも使いながら展開され続けています。
竜ケ崎コロッケ誕生のきっかけは?
龍ケ崎市は商業都市として栄えてきたものの、昔ながらの商店街は衰退傾向にあり、2000年代からは龍ケ崎市中心市街地の活性化が図られてきました。
2000年に開館した公立まんが図書館「市街地活力センターまいん」では、龍ケ崎市商工会女性部のメンバーが、地域の子供に食べ物を提供することを決定し、いくつの食べ物が試されました。
その中で好評だったコロッケを提供することに決定し、手作りコロッケなどが販売されるようになりました。
竜ケ崎コロッケの歩み
こうして誕生した「まいんコロッケ」は、B級グルメブームなどもあり、メディアを通じて龍ケ崎の話題作りにも貢献し、中心市街地の飲食店がコロッケ作りに参加するようになりました。
2003年には、商店街にある寿司屋、蕎麦屋などの飲食店、精肉店、旅館の25店舗により、「コロッケクラブ龍ケ崎」が発足。
コロッケクラブ龍ケ崎の加盟各店舗で、手作りのコロッケが提供され、コロッケに関するイベントが開催されるようになりました。

コロッケクラブ竜ケ崎 https://www.ryugasaki-croquette.jp/
しかし、コロッケクラブ龍ケ崎の加盟店舗数は2007年以降に減少傾向となり、2011年には11店舗にまで減少。
2011年からは、美味しいコロッケの研究・開発を行う勉強会の開催、2013年には地元食材を使った地産地消コロッケの開発が進められるなど、試行錯誤を重ねて米粉クリームコロッケが開発されました。
2013年には第1回「全国コロッケフェスティバル」が龍ケ崎市で開催されています。
2014年にはコロッケを手作りできない店舗や大型店も参加できるようにして、加盟店舗は増加に転じ、竜ケ崎コロッケを再び盛り上げようという機運が作られました。
2015年には、「龍ケ崎市内で生産されるコロッケ」「龍ケ崎市におけるコロッケの提供」を「竜ケ崎コロッケ」として、龍ケ崎市商工会が地域団体商標の出願を行いました。
地域団体商標「竜ケ崎コロッケ」
登録第5939044号
登録日:平成29(2017)年 4月 7日
商標:龍ケ崎コロッケ

権利者:龍ケ崎市商工会
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第29類 龍ケ崎市で生産されるコロッケ
第43類 龍ケ崎市におけるコロッケの提供
竜ケ崎市商工会らの取り組み
竜ケ崎商工会や地元の参加者の努力により、勉強会を通して多くの加盟店舗が米粉クリームコロッケを取り扱うようになりました。
龍ケ崎市からは、コロッケクラブ龍ケ崎へ補助金が助成されることとなりました。
補助金は、加盟各店舗への旗の設置、コロッケマップの作成費用に充てられています。
茨城県立竜ヶ崎第一高等学校・附属中学校の生徒により、コロッケマップの翻訳が行われ、英語版コロッケマップも制作されています。

コロッケマップ https://ryugasaki-shoko.com/crowd/kiroku2021/
竜ケ崎市商工会では、竜ケ崎コロッケ作り体験教室なども開催しています。
2015年以降、龍ケ崎コロッケと関東鉄道竜ヶ崎線の連携が進められました。
竜ヶ崎線開業115周年を記念して、竜ヶ崎線が一日間乗り放題になる「竜鉄コロッケ☆フリーきっぷ」が発売され、「コロッケトレイン」の運行も行われるなど、地域が一体となったPRを展開してきました。
2024年には第8回全国コロッケフェスティバルin龍ケ崎が開催されました。
竜ケ崎コロッケクラブでは、クラウドファンディングなどのさまざまな活動も行っています。
毎年開催される「龍ケ崎産業祭いがっぺ市&ご当地コロッケ横丁」では、龍ケ崎コロッケほか飲食店の出店、農産物の販売、商工業者の出店による事業紹介・製品展など、多彩な催しが行われています。

