房州びわ(千葉県)
千葉県南部で栽培される房州びわは、大粒で瑞々しく、大粒の果実が特徴です。
南房総地域を中心に栽培される「房州びわ」は、長崎県の茂木びわと並んで日本の二大産地として知られています。
「房州びわ」は、栽培の北限とされる千葉県の中でも、温暖な南端部の南房総市、館山市、鋸南町に集中しています。
房州びわの歴史
房州びわの栽培は、1751年(宝暦元年)頃から始まったといわれます。
270年以上の栽培の歴史がある房州びわは、旧富浦町、今の南房総市から始まり、江戸に近いことから栽培が盛んになりました。
実際に江戸時代の中期にはすでに、房州びわが江戸に出荷された記録があり、明治以降はさらに盛んに栽培されるようになりました。
房州びわは、1909年(明治42年)から今日に至るまで、皇室に毎年献上され続けてきたことでも有名です。
房州びわの栽培
房総半島南端に近い南房総市、館山市、鋸南町で栽培される房州びわの栽培面積は136ヘクタールほどとされています。
びわは初冬に花を着け、寒い時期に結実するため、北限に近い千葉県での栽培は寒さとの戦いです。
温暖な地方でしか栽培できないため、年間を通じて比較的暖かい南房総でさえ、気温の下がりにくい南向きの傾斜地で栽培され、大切に育てられます。
びわは、白い花が群生して咲き、大きい果実をつけるため、花摘みという間引き作業を行います。
びわは一果一果、手作業で袋かけされます。
袋かけは、美しいびわを作るために欠かせない大切な作業です。
千葉県のびわ栽培には、露地栽培とハウス栽培とがあります。
房州びわの収穫は、ハウスびわが5月、露地びわが6月です。
地域団体商標「房州びわ」
登録第5029823号
登録日:平成19(2007)年 3月 2日
商標:房州びわ

権利者:安房農業協同組合
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第31類 千葉県南房総地域産のびわ
安房農業協同組合の取り組み

南房総市観光協会 https://www.cm-boso.com/biwa.html
房州びわは、生食のほか、ジャムなどの加工品にして食されます。
房州びわの加工品として、「びわ缶詰」、「びわジャム」、「びわアイス」、「びわシャンプー」などが開発されています。
びわ狩りは、南房総の各びわ農園で体験できます。
房州びわを使ったソフトクリームなども観光客に人気です。

