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唐津焼(佐賀県)
唐津焼は、楽焼、萩焼と並ぶ日本三大茶陶器の一つです。
唐津焼の起源は桃山時代に遡り、その歴史には諸説ありますが、1580年代頃、岸岳城城主波多氏の領地で焼かれたのが始まりとされています。その後、豊臣秀吉による朝鮮出兵の際、朝鮮陶工の技術を取り入れ、唐津焼は発展していきました。茶陶とも呼ばれ、非常に素朴で、それでいながら独特の渋みがあるもので、昔から茶人に愛されてきました。
唐津焼の特徴は李氏朝鮮から伝わったとされる伝統的な技法が今に根付いており、特に蹴轆轤、叩き作りといった技法は古唐津から伝わる技法で、現在もこの製法を行っている窯があります。連房式登窯という大がかりな窯を用いて、1300度の高温で一気に焼き締めます。
唐津焼の種類には、絵唐津・鉄絵萩文壺(1590~1610年代)、二彩手・型紙摺唐花唐草文大皿(1610~1640年代)のほか、時代により様々な焼き物が作られています。
朝鮮唐津は、李氏朝鮮の陶工から伝わった伝統的な焼き物で、黒色を付ける鉄釉を上から流し、白色を付ける藁灰釉を下から掛けたものです。
斑唐津は、粘土に含まれる鉄分が青や黒などの斑になったものです。
三島唐津は、朝鮮の陶器、三島手の技法を受け継ぎ、日器が生乾きのうちに紋様を施し、化粧土を塗って仕上げるものです。
粉引唐津は、褐色の粘土を使用し、生乾きのうちに化粧土を全面に掛けるものです。
奥高麗は、高麗茶碗の井戸、呉器、熊川風の造形の茶碗です。
その他にも、瀬戸唐津、青唐津、黄唐津、彫唐津、刷毛目唐津、櫛目唐津、蛇蝎唐津、二彩唐津などが知られています。
【地域団体商標】
商標登録第5152697号
登録日:平成20年(2008)7月18日
出願番号:商願2007-19014
出願日:平成19年(2007)3月6日
商標:唐津焼
権利者:唐津焼協同組合
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第21類:伝統的工芸品に指定された成形方法により制作された佐賀県唐津市及びその周辺地産の陶器製鍋類・陶器製食器類・陶器製ようじ入れ・陶器製はし置・陶器製花瓶及び陶器製水盤・陶器製香炉・陶器製置物,伝統的工芸品に指定された成形方法により制作された佐賀県唐津市及びその周辺地産の茶道用陶器製茶わん・茶道用陶器製水指・茶道用陶器製建水・茶道用陶器製火入・茶道用陶器製香合・茶道用陶器製蓋置・茶道用陶器製水注・茶道用陶器製茶入
唐津焼の品質基準には特に定めはないものの、「伝統的工芸品」の指定を受け、その指定を受けるにあたっては、唐津焼の原材料、古来の技術技法を使用しているかといった要件があります。原材料、製法、釉薬などには様々な手法があり、組合に参加している窯元が作ったものには「唐津焼」という名称を使用しています。