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石州瓦(島根県)
山陰地方では、赤い屋根の町並みや集落を山陰地方では至るところで見ることができ、山陰の家の特徴といえば、この赤瓦です。
この色は、同じ島根県の出雲地方で産出される含鉄土石「来待石」を釉薬に使用することに起因し、独特の赤褐色で知られる石州瓦は、三州瓦・淡路瓦と並び、粘土瓦の日本三大産地の瓦です。
島根県西部の石見地方で発達した、石州瓦の歴史は、江戸時代初期にまで遡ります。
伊勢の国・松坂城より、浜田藩初代城主が浜田に入り、摂津国より瓦師を連れてきて瓦を造らせ、築城したことに始まります。
石州瓦は、江戸時代初めに誕生し、江津市の都野津地区を中心に、大田市、浜田市、益田市などでも生産が行われています。全国第2位の生産量を有する島根県石見地方の地場産業です。
石州瓦は、赤褐色のいわゆる赤瓦が代表的で、土を1200度以上の高温で焼成する製法で、硬くて丈夫な上、寒さや塩害に強く、水を通しにくいため、日本海側の豪雪地帯や北海道などの寒冷地方でシェアが高く、現在では年間約2億枚が生産されています。釉薬瓦では全国シェアの約20%を生産しています。
「石州モノは、凍てに強く、水を通さない。」「とにかく固くて丈夫な瓦』」と、昔から瓦職人の間で伝えられてきました。
2007年(平成19年)に世界遺産登録された石見銀山遺跡周辺には、石州赤瓦の町並みが残るなど、石州瓦が一層注目されるようになりました。
【地域団体商標】
商標登録第5030596号
登録日:平成19年(2007)3月9日
出願番号:商願2006-47708
出願日:平成18年(2006)5月11日
商標:石州瓦
権利者:石州瓦工業組合
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第19類:島根県石見地方産の粘土
組合では、同じ原料を用い、一定以上の温度で焼成することで、優れた品質性能を持つ石州瓦を生産しています。
石州瓦の知名度を生かして、床・壁タイルや食器用の瓦の開発など、新しいジャンルの商品開発も行っています。