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大山ブロッコリー(鳥取県)
鳥取県にある大山は、富士山のような姿形の美しい山で、古来から日本四名山の一つに数えられています。
大山にはブナの原生林があり、その麓にはほくほくの黒ぼく畑が広がっており、そこでブロッコリーが育っています。
ブロッコリーは全国で栽培されていますが、鳥取県の大山町を中心とする鳥取西部一円で大山の懐に抱かれて育ったブロッコリーを、地元では大山ブロッコリーと呼んでいます。
大山町のブロッコリーは、1970年代から栽培が始まりました。
長年培ってきた栽培技術と、大山山麓の新鮮な空気、水、黒ボク土壌で育まれたブロッコリーは、柔らかさと甘みが特徴で、茎まで食べられます。
生産者は夜が明けないうちから収穫作業を行い、鮮度の高いうちに出荷します。
新鮮さを保つためには、植物の呼吸が緩やかな気温の低いうちに、ヘッドライトをつけた生産者が丁寧に収穫していきます。
平成に入って、地元では大山ブロッコリーのブランド強化のため、出荷形態を縦詰めから横詰めに変更し、全国に先駆けた葉付出荷を行い、産地表示が義務化されていない時代に外国産との差別化を行いました。
【地域団体商標】
商標登録第5503402号
登録日:平成24年(2012)6月29日
出願番号:商願2009-99423
出願日:平成21年(2009)12月22日
商標:大山ブロッコリー
権利者:鳥取西部農業協同組合
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第31類:鳥取県西伯郡大山町及びその周辺の大山山麓(鳥取県西伯郡日吉津村・南部町・伯耆町、同県日野郡日南町・日野町・江府町、同県米子市及び同県境港市)で生産されたブロッコリー
ブロッコリーを最初に葉付きで売り出したのは、大山ブロッコリー。2010年(平成22年)からは、他産地に先駆けて全生産者がGAP(農業生産工程管理)手法を採用し、各農場で、より安全性の高い方法を選択して農作業を実践しています。
そして、2011年(平成23年)には、大山ブロッコリーから新ブランド「きらきらみどり」が誕生しました。
「きらきらみどり」は、大山ブロッコリーの中でも、県知事の認可を受けたエコファーマー(土づくり・化学肥料の低減を一体的に行う計画を立てた農業者)によって、化学肥料を通常栽培より約70%も減らして栽培されたブロッコリーです。
さらに、収穫前の検査で硝酸イオン値(苦味・えぐみ)をチェックし、基準をクリアしたものだけが「きらきらみどり」として出荷されます。