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大館曲げわっぱ(秋田県)

大館曲げわっぱは、秋田県大館市の工芸品です。
江戸時代から伝わる伝統工芸品で、大館曲げわっぱ協同組合に加盟する各社でそれぞれ製作販売されている天然木製の曲物です。

大館曲げわっぱは、江戸時代に大館城主佐竹西家が、下級武士の副業として奨励し発展していきました。弾力性に富み、美しい木目を特徴とする天然秋田杉を薄く剥いで、熱湯につけて柔らかくしたところで、曲げ加工を施し、さらに山桜の皮で縫い止めをして完成します。
天然秋田杉の香りの良さや、美しい木目と色合いが食べ物を美しく引き立てます。
主にお櫃、弁当箱、わっぱ飯などに使用されています。

これまでの大館曲げわっぱは、天然秋田杉の薄板を曲げて作られる円筒形の曲物が主体でしたが、近年、コーヒーカップやビールジョッキ、コップ、照明器具など、曲げわっぱの技術を生かした様々な器や、インテリアなどまでが製作されるようになりました。
明るく優美な木肌と整った木目、その優しくシンプルな自然の素材を使った製品は、現代のデザインにもマッチする美しさを備え、その優秀さは海外にまで知れ渡っています。
1980年(昭和55年)には、国の伝統的工芸品として指定を受けています。

【地域団体商標】
商標登録第5591586号
登録日:平成25年(2013)6月21日
出願番号:商願2012-61584
出願日:平成24年(2012)7月17日
商標:大館曲げわっぱ
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権利者:大館曲げわっぱ協同組合
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第21類:秋田県大館市に由来する製法により秋田県大館市で曲げ加工を施した重箱,秋田県大館市に由来する製法により秋田県大館市で曲げ加工を施したべんとう箱,秋田県大館市に由来する製法により秋田県大館市で曲げ加工を施した茶筒,秋田県大館市に由来する製法により秋田県大館市で曲げ加工を施した菓子器,秋田県大館市に由来する製法により秋田県大館市で曲げ加工を施した盆,秋田県大館市に由来する製法により秋田県大館市で曲げ加工を施したおひつ,秋田県大館市に由来する製法により秋田県大館市で曲げ加工を施した酒器,秋田県大館市に由来する製法により秋田県大館市で曲げ加工を施した花器

大館曲げわっぱ協同組合では、後継者の確保・育成・研修や、需要開拓、原材料の共同購入・販売などの事業を行っているほか、各種展示会や物産展、イベント、体験工房の運営などを行っています。
大館曲げわっぱ体験工房では、来訪者に体験キットを選んでもらい、大館曲げわっぱの製作工程を楽しみながら、手づくり体験ができるようにされています。


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